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インテリアや花にまつわる知識

頑張りすぎずに“すてきな暮らし”を実現!「WITH LATTICE」ブロガーなほさんの暮らしを楽しむアイデアとは

明るい太陽の光がたっぷりと降り注ぐ魅力的なインテリアや、おいしそうだけど実は簡単な時短料理。収納術やプチプラグッズを使った工夫など、すてきな暮らしを実現するためのアイデアが満載の、なほさんのブログ「WITH LATTICE」。
今回は、なほさんに、忙しいながらもたくさんの工夫と知恵ですてきな暮らしを実現するコツを聞いてきました。

2017年10月16日
ブルーミー(bloomee) 編集部

収納術を活用した明るくシンプルななほさんのインテリア

太陽の光がたっぷり差し込む明るい色調が素敵な、なほさんのインテリア。
どのようなこだわりや工夫が隠されているのかを聞いてみました。

インテリアは格子の戸が主役!小物は長く愛せるものを厳選して

なほさんがインテリアの中でも特に気に入っているのが、格子の戸。
そのシックなカラーに合わせて、インテリア小物も渋めのものを選ぶようにしているそう。使う小物は厳選し、飾る場所もしっかりと決めています。

また、部屋のテーマカラーは、3色ほどにしぼり、アースカラー中心のインテリアにしているというなほさん。
それだけでは少し寂しいので、グリーンや季節のお花でフレッシュ感をプラスするように心がけているそうです。

「“誰かの家の真似”ではなく、自分の“好き”にちゃんと向き合うことが大事だと考えている」と話すなほさん。
新しいものを選ぶときは、流行に流されないように気をつけています。
食器であれば、収納スペースとの兼ね合いを考えて増やしすぎないようにしながら、ご飯を盛り付けたイメージが湧くものを厳選して買っているのだとか。
また、高価なインテリア小物は、5年後10年後も使えるかどうかを想像して買うようにしているそうです。

整理収納アドバイザー取得で収納方法を確立!

きれいに片付いた部屋やすてきなインテリアからは想像もできませんが、「私も夫も子供たちも——我が家は家族全員がズボラなんです」と言うなほさん。
働きながら小学生2人のお子さんの子育てをしているなほさんが、家のことに使える時間はわずかなもの。しかもご自身は、あまり掃除や片付けが得意ではないそう。
そこで「家族みんなのストレスにならない簡単な方法で、スッキリした空間を保ちたい」と思い、整理収納アドバイザーの資格を取得しました。

収納を基礎から勉強する中で、「収納することがストレスになってはいけない」ということが一番の学びだったと話すなほさん。
住む人のライフスタイルや性格を熟知し、無理のない方法で収納スタイルを確立しなければ、一生懸命掃除や片付けをしてもすぐにリバウンドしてしまいます。
なほさんの家では、新しい収納を取り入れるとき、「我が家ではこれができるかな」という視点から考えるようにしているそうです。

ポイントは「ざっくり収納」!

「引き出しやボックスの中を細かく仕切っても、元どおりの場所に戻してはくれない」と話すなほさん。そのため、収納のほとんどを「ざっくり収納」にしているのだそう。

モノの住所、つまり何をどのかごやボックスに入れるかだけ決めておいて、あとはそこに投げ込んでも大丈夫。中がどんな状態でも、ぱっと見が綺麗ならOK、というルールを作っているそうです。
収納グッズを買うときは、「透けない素材、色はホワイト、スタッキングできるもの」。 その3つの条件が満たされている収納グッズをできるだけそろえるようにしているため、「ざっくり収納」でも見た目が美しく、全体で見たときも統一感のある収納が実現しています。

肩の力を抜いてもすてきな食卓を実現する秘訣とは?

インテリアや整理収納に加えて、おいしそうなご飯やすてきな器にも惚れ惚れしてしまうなほさんのブログ。
でも、なほさん自身も、料理に関しては、「手抜きをしたい」「できれば何も作りたくない」と思うこともあるそう。
無理せず、肩の力を抜きながらでも、ちょっとした工夫ですてきな食卓を作る秘訣も聞いてみました。

「今日は楽したい」そんな日は盛り付けで気分をアップ

「スーパーのお惣菜やコンビニ食材もよく使いますし、レンジでチンするだけのメニューのレパートリーもたくさん用意しています」となほさん。
料理そのものは楽をする日も、食卓を豊かな気持ちで囲むために、「盛り付け」にはこだわっているそう。
例えば、惣菜を買っていただく時も、そのままのパッケージでは食卓に並べず、必ずお気に入りの器に移すようにしています。ほんの一手間ですが、それだけで、罪悪感も半減。
レンジでチンしたお手軽料理や、常備菜を盛っただけのものでも、盛り付け方や使う器の効果で、とても美味しそうに見えるのだとか。

「全部完璧にしようとしてうまくいかずピリピリ・イライラするよりも、ちょっと手抜きしても家族で笑ってご飯を食べたい」と話すなほさん。
料理に時間をかけられない日は、盛り付けや器で美しく見せ、気分をアップする——ぜひ今日からでも取り入れたいテクニックです。

苦手だった揚げ物も「鉄揚げ鍋セット」で得意料理に!

何かと面倒で、後片付けも大変、日々の料理でもつい敬遠してしまいがちな「揚げ物」。
なほさんも正直苦手だと感じていたこの「揚げ物」が、「ラパーゼの鉄揚げ鍋セット」との出合いで“得意料理”へと変わったのだそう。
セットに含まれている「揚げかご」と「油はね防止ネット」のおかげで、コンロを汚さず、油を切るところまでスムーズに揚げ物を作ることができます。

以前鶏の唐揚げは店で買うことが当たり前だったというなほさんも、この鍋を買ってからは、すべて家で作るようになったのだとか。
価格は1万円越え、買うときは少し躊躇してしまう値段ですが、なほさんも「思い切って買って正解だった!」と太鼓判です。

可愛いフォルムと温かみのある素材感が魅力の臼杵焼

なほさんが、揚げ鍋に加え、もう一つおすすめしているものがあります。それが、なほさんの出身地、大分県臼杵市で作られている「臼杵焼」です。

江戸時代後期、わずか十数年しか作られず、廃窯となってしまった幻の焼き物“臼杵焼”。
この臼杵焼を復活させようというプロジェクトのもと、地元の陶芸家たちによって、現代にこの素敵な器たちが蘇りました。

なほさん自身は、臼杵の雑貨屋さんに並ぶコロンとしたかわいらしい箸置きに出合ったのがきっかけで、臼杵焼に興味を持ったそう。ひとつひとつ手びねりで作られる器は、どれも表情が異なり、手作りならではの温かみを感じます。
そのシンプルながらも味のある可愛さに、なほさんもつい臼杵焼を大人買いしてしまったのだとか。
どんな食事やデザートにもマッチする曇りのない白色と、花をイメージさせる可愛らしいフォルム。実物を見たら、きっと、虜になってしまうことでしょう。

「ほどよく頑張って、ほどよく楽する」暮らしのアイデアが満載!

「丁寧な暮らし」に憧れもあるものの、実際はドタバタ過ごしていることも多いというなほさん。「ほどよく頑張って、ほどよく楽する」暮らしが目標だと言います。
「インテリアや食事、そして日々のルーティン化した家事でさえ、ちょっとした工夫でもっともっとラクに楽しめるはず」——そんな小さな“ひらめき”を大切に暮らしていきたいのだとか。
そんな彼女のアイデアが詰まったブログ「WITH LATTICE」は、バタバタと慌ただしく日々を過ごす現代の人たちに役立つ、いわば暮らしの知恵袋です。
忙しくても心が豊かになる暮らしを実現したいという人、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。